早速オファーし快諾をいただき、2015年冬撮影で段取りを組んだが、まさかの怪我による長期欠場、レスラー生命の危機の可能性も、と聞き、当然出演もお断わり。目の前が真っ暗になった。彼の代わりがそうそういるわけがない。しかし、くじけない私はあっと驚く大物たちに代役オファーを続けるが、決定打はなく、暗澹とした気持ちで正月を迎えた。年明け、朗報が飛び込んできた。飯伏選手が復活したのだ。これで当初の予定とおり、ゴールデンスターの才能を300%出させるだけだ。
また最大のポイントであるキャスティングも見事にはまり、三月にクランクイン。
埼玉県毛呂山町のロケ全面協力も得て、ナイトオープンの怪獣出現シーンもあるハードな撮影からスタート。日大医学部の実際の研究所のシーンは、実にリアルに仕上がり、博士役の真夏竜さんの怪演が光った。東映撮影所のモブシーンには、150人もの人たちがノーギャラで参加していただいた。